入院生活の終わりが近づくと、「お家に戻ってから、一人でちゃんと育てられるかな…」と、退院後の過酷な細切れ育児への恐怖で夜眠れなくなってしまうママはとても多いです。退院後の怒涛の毎日に備え、入院中にできる準備と、少しでも睡眠を守るためのプロのアドバイスをお届けします。

助産師さんや看護師さんに赤ちゃんを預け、まとまった睡眠をとるコツ

入院中の今しかできない最大の特権は、病院のプロ(助産師さんや看護師さん)が24時間体制でそばにいてくれることです。「母親なのに夜間預けるなんて申し訳ない」と罪悪感を持つ必要は一切ありません。

むしろ、退院後の本番に向けて、今体力を1%でも多く回復させておくことの方が重要です。「今夜は夜12時から朝5時まで、新生児室で預かっていただけますか?」と笑顔でプロに甘えましょう。まとまった睡眠をとることで、退院後の不安に立ち向かう心のレジリエンス(しなやかさ)が育ちます。

お家に戻ってからの細切れ授乳生活を生き抜く、睡眠の心構え

退院後のお家での生活は、まとまった睡眠を諦める代わりに「細切れ睡眠の達人」になる心構えを持っておきましょう。

「夜に寝て、昼に起きる」というこれまでの常識は一度ゴミ箱に捨ててください。「赤ちゃんが寝たら、昼でも夜でも15分でも、自分もその瞬間に横になる」これだけで、1日のトータルの睡眠時間はしっかりと確保できるようになります。完璧なタイムスケジュールを作ろうとせず、赤ちゃんの不規則な波に自分の体を優しく同調させていくのが、生き抜くコツです。

入院中にこれだけは揃えておきたい、お家での快眠サポートグッズ

退院後に睡眠環境を整える時間は皆無です。入院中のベッドの上で、ネットショップを上手に使って、自分の快眠を守るための「3種の神器」を今のうちに揃えておきましょう。

 1 室内の明るさを気にせずいつでも仮眠できる、締め付けのない上質なアイマスク
 2 赤ちゃんの泣き声は聞こえつつ、周囲の生活音のトゲを丸くしてくれる、育児用低遮音耳栓
 3 夜間のオムツ替えで脳をパキッと覚醒させない、足元だけを優しく照らす暖色系の間接照明

これらをお家にセットしておくことで、退院後の細切れ休息の質が格段にアップします。

参考文献・引用元

  • こども家庭庁「マタニティ・産後ケアガイド:産褥期のホルモン変化と睡眠」

  • 日本睡眠学会「自律神経と睡眠障害のメカニズム」