夜中に目が覚めて、「私が眠れないせいで、赤ちゃんは大丈夫かな」と心配になることはありませんか。暗い部屋で一人、あと何時間眠れるかを考えていると、不安がどんどん大きくなりますよね。妊娠が分かったばかりで、体の変化にもまだ慣れていない時期。赤ちゃんを大切に思うからこその心配も、自然なものです。今回は妊娠初期の眠りについて分かっていることと、心配な夜にできることを一緒に整理します。
妊娠初期に眠りが変わるのは、珍しいことではありません
妊娠初期には、ホルモンの変化に加えて、吐き気や夜間の尿意、体の違和感などで眠りが途切れることがあります。昼間は眠いのに、夜は何度も目が覚める。以前との違いに戸惑う方もいるでしょう。「いつもどおり眠れないのは、私の過ごし方が悪いから?」と思わなくて大丈夫です。まずは、妊娠中には眠りの状態も変化しうることを知っておいてください。ただ、眠れない理由やつらさは人それぞれ。体の変化として説明できそうだからといって、我慢し続ける必要もありません。
一晩の眠りだけで、赤ちゃんの状態は判断できません
眠れなかった翌朝、「昨夜のことで赤ちゃんに何か起きたかもしれない」と考えてしまうかもしれません。でも、一晩眠れなかったという事実だけから、赤ちゃんの状態を判断することはできません。一方で、妊娠中の睡眠を大切にしなくてよい、という意味でもありません。眠れない日が続く、日中もつらくて生活に支障がある、気持ちの落ち込みが強い。そんなときは妊婦健診で遠慮なく伝えてください。出血や腹痛など、ほかにも気になる症状がある場合は、健診日を待たずに妊婦健診を受けている医療機関へ連絡しましょう。
「眠れない」だけでも、相談していい
健診で何を話せばよいか迷ったら、難しくまとめなくても大丈夫。「夜中に何度も目が覚めます」「赤ちゃんへの影響が心配です」「昼間も疲れています」。この三つのうち今の気持ちに近い言葉を、そのまま伝えてみてください。スマートフォンのメモに一行残すだけでも、診察のときに思い出しやすくなります。「こんなことを聞いてもいいのかな」とためらう必要はありません。医学的なことは医療機関で確かめながら、眠れない夜の気持ちは誰かに話してもいい。ネテママにも、同じ時期のママと睡眠の悩みを分かち合える時間があります。
参考文献・引用元
厚生労働省 e-ヘルスネット「女性の睡眠障害」(2025年6月16日更新)|https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-02-005
厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』「妊娠・子育て・更年期と良質な睡眠について」38~40頁(2024年9月18日一部修正)|https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001222166.pdf
