「妊娠中、立ち仕事はいつまで続けていいのかな…」「体がだるくて仕事に行きたくないけれど、これって私の甘えなのかな」と、職場で一人悩んでいませんか?
大きくなるお腹を抱え、責任感を持って働くママの心と体には、自分が想像している以上の負荷がかかっています。今回は、働くママの大切な体を守り、お腹の赤ちゃんにしっかりと栄養を届けるために、深刻な睡眠不足を溜めない働き方と休息のヒントをお伝えします。
妊娠中、仕事はいつまで続けられる?体からのサインを見逃さないで
法律(労働基準法)では、産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)からの産前休業が認められていますが、それまでの期間「何ヶ月まで働けるか」は、個人の体調や仕事内容によって本当に様々です。
特に立ち仕事は、足腰への物理的な負担だけでなく、下半身に血流が滞ることで「足のむずむず」や「夜間のこむら返り(足がつる)」を引き起こし、夜の睡眠の質を大きく低下させる原因になります。朝起きたときに「だるくてどうしても動けない」「仕事に行きたくない」と感じるのは、体が限界を察知して休息を求めている立派なサインです。決して甘えだと思わず、体からの声に耳を傾けてください。
立ち仕事や長時間のデスクワークが睡眠の質を低下させる原因
日中、ずっと同じ姿勢を続けていると、ふくらはぎのポンプ機能がうまく働かず、夕方には足がパンパンにむくんでしまいます。この「日中の疲労やむくみ」が、夜ベッドに入ったときの不快感や足の痛みへと繋がり、深い睡眠を妨げる原因になります。
日中の仕事による疲労やストレスは、交感神経を刺激し続けるため、夜になっても「お仕事モード」がオフになりにくくなります。働くママこそ、日中の過ごし方と夜のセルフケアをセットで見直す必要があるのです。
上級睡眠健康指導士が教える、働くママのための睡眠負債リセット術
仕事による睡眠不足(睡眠負債)を溜め込まないためには、「平日の15分仮眠」と「休日の賢い朝寝坊」を取り入れましょう。
日中、どうしても眠くて頭が働かない時は、お昼休みに15分だけ机に突っ伏して目を閉じます。これだけで脳の疲れはリセットされます。また、平日に足りなかった睡眠を補うために休日に遅くまで寝ていたくなりますが、朝寝坊は「いつもの起床時間プラス2時間以内」に留めるのが快眠のルールです。それ以上寝てしまうと体内時計が狂い、月曜日の朝がさらにつらくなってしまうため、上手にリズムをキープしながら体を休めていきましょう。
参考文献・引用元
厚生労働省「働く女性の母性健康管理措置(母健連絡カードの活用)」
労働基準法 第65条(産前産後休業・妊産婦の軽易業務転換)
