横になった途端、足がムズムズして落ち着かない。やっと休める時間なのに、じっとしていられず、ため息が出る夜はありませんか。「よくあること」と片づけられそうで、相談をためらう方もいるかもしれません。足の違和感で眠れないなら、そのつらさは医療者に伝えてよいものです。

足のムズムズには、いくつかの姿があります

妊娠中には、じっとしていると足を動かしたくなるような不快感が眠りを妨げることがあります。一方で、足がつる痛みやむくみなど、似ていても別の症状もあります。ご自身で病名を決めなくて大丈夫。「動かすと少し楽になる」「夜に強くなる」など、感じたままの言葉で伝えてください。片側だけの強い腫れや痛みなど、いつもと違う変化があれば早めに医療機関へ連絡しましょう。

眠れなかったことも一緒に話しましょう

「足がムズムズします」に加えて、「寝つけず翌朝がつらい」「仕事中にも眠気が残る」と伝えると、生活への影響が伝わりやすくなります。いつから、どの時間帯に、どのくらい困っているかを一行ずつで構いません。足の不快感と睡眠の問題を別々に相談する必要はありません。妊婦健診では、あなたの夜の過ごしづらさをそのまま話してくださいね。

伝えるときの言葉を用意しておく

「足が変」と言うだけでは伝わりにくいと感じたら、横になると強くなるか、歩くと変わるか、左右どちらか、眠れない日は週に何日ほどかを思い出してみてください。全部を正確に答えられなくても大丈夫です。長く続いているなら、健診日までに一日だけ様子をメモに残すのも役立ちます。寝不足で日中の運転や仕事がつらい場合も一緒に話してみましょう。症状の名前より、毎日の暮らしへの影響を伝えることが大切です。

自己判断でサプリや薬を増やさないで

国内の睡眠情報には、妊娠中の足のムズムズと鉄不足の関連が紹介されています。ただし、何が原因かは個別の確認が必要です。「鉄分を足せば治るはず」と考えて自己判断で薬やサプリメントを始めず、健診を受けている医療機関に相談しましょう。眠れない夜を我慢し続ける前に、一緒に考えてもらいましょう。

参考文献・引用元