「夜泣きで全然寝ていないけれど、どうしても外せない会議がある」「職場に寝不足で休むと言いづらい……」そんな葛藤に挟まれて苦しんでいるあなたへ。限界の寝不足を抱えながらもお仕事を続けなければならない時、どのように周囲に頼り、どのように自分の身を守ればよいのか、具体的でスマートなアクションプランをお伝えします。

仕事を「休む」「遅刻(午前休)する」ための具体的な心と体の判断基準

朝起きた時、以下のチェックリストに1つでも当てはまったら、その日は仕事を「休む」か「午前休(遅刻)」にする基準です。

 1 吐き気や激しい頭痛、めまいがする
 2 簡単なメールの文章が頭に浮かばない、読んでも理解できない
 3 理由がないのに涙がポロポロ出てくる

無理をして1日フルで働こうとせず、「午前中は泥のように寝て、午後から出社する」という午前休の手法を使うだけでも、脳の疲労は劇的に回復し、午後の仕事の質を保つことができます。

職場の理解を得るための、スマートで誠実な相談・連絡の入れ方

職場へお休みの連絡を入れる時は、ただ「寝不足で」と言うよりも、誠実かつ具体的に状況を伝えるのがスマートです。

「昨夜、子供の夜泣きが激しく一睡もできない状態となってしまいました。現在の脳の疲労度では重大な業務ミスを犯すリスクが高いため、大変恐縮ですが、本日は午前休をいただき、午後から万全の状態で業務に復帰させてください」

このように「業務の安全と質を守るための判断であること」を伝えることで、職場の上司や同僚からも「それならしっかり休んで!」と、理解と応援を得やすくなります。

日中のパフォーマンス低下を補うための、賢い仮眠(パワーナップ)の技術

どうしても休めずに出勤した日は、日中に「パワーナップ(積極的仮眠)」を投入してピンチを切り抜けましょう。

お昼休みに、15分〜20分だけ机に突っ伏して目を閉じます。完全に眠れなくても、目を閉じて脳への光を遮るだけで、認知能力や集中力が劇的に回復することが科学的に証明されています。ただし、30分以上寝てしまうと深い睡眠に入ってしまい、起きた後に激しいだるさ(睡眠慣性)が残るため、アラームを15分にセットして、賢く脳の砂時計をひっくり返しましょう。

参考文献・引用元

  • 厚生労働省「労働安全衛生:睡眠不足が作業効率と安全に与える影響」

  • 日本小児保健協会「乳幼児の夜泣きと保護者の睡眠・メンタルヘルスに関する調査」